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1900社をレビュー!CES2021マラソン – Week2まとめ

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世界最大のテクノロジー見本市「CES」。例年はラスベガスで開催されていますが、2021年は初めて完全オンライン形式で開催されました。

今年のCESでは、どんな発表があったのか?
トレジャーデータのマーケティングチームのメンバーは、CES2021に出展していた約1,900社を毎日レビューしていく勉強会を実施しています。

毎日だいたい12時半から下記のzoom webinarでごくゆるく開催しています。ご興味のある方は、是非お気軽にご参加いただいて、一緒にカジュアルに議論しましょう!

CES2021勉強会


この記事では、勉強会のまとめを週ごとに簡単にお伝えしていきます。もし気になる点や追加情報などあれば是非お知らせください。

▼先週のまとめはこちら
CES2021マラソン – Week1まとめ

<今週のレビュー・目次>

◆Air Pocket

https://www.claboutside.com/
持ち歩ける手のひらサイズの酸素ボンベ。
マスクにもアタッチできる。人に必要な酸素含有量は空気の20%が目安だが、屋内環境ではそれを下回っていることも少なくなく、パフォーマンス低下を引き起こしているそうです。
個人的には日々の生活で酸素不足を意識したことはあまりないのですが、なるほどそういうことか、いつも仕事が進まないのは酸素のせいだったのかもしれない!

◆Techstars Alabama EnergyTech Accelerator

https://www.techstars.com/accelerators/alabama-power
エネルギー分野にテーマ特化した、エナジーテック系スタートアップ向けのアクセラレーター。
こういうのいいですよね。特にエネルギー分野などは全体最適が大事になるから、同じテーマで活動するスタートアップ同士が連携図れたりするのも良さそうです。

◆Alango – Wear & Hear

https://www.wearandhear.com/
スマホと連動し、自分で補聴度合いを調整できる補聴器。
確かに昔の高齢者と今の高齢者ではデジタルリテラシーも変わってきているでしょうから、こういうデバイスが今後さらに出てくるんでしょうね。
ノイズキャンセリングを組み合わせているようなので、プラスに補聴することからマイナスにノイキャンすることまでシームレスに出来たら、単なる補聴器ではなく、耳のボリューム調整的な世界となっていって面白そうです。

◆Albicchiere – Beexlab

https://albicchiere.com/
ワインメーカーが意図した通りに完璧なグラスワインを提供する世界初のオールインワンソリューション。
要は、開栓した直後から変質していきうるワインを完璧に管理して、グラス1杯ずつでもいつでも完璧な状態で飲める、というサーバーのようです。そこまで毎回量は飲めないけどワインを楽しみたい、というご家庭にすごくいいんでしょうね。

◆Algaeba

http://www.algaeba.com/
エビの幼生(?)の数を画像認識してカウントする仕組み。
私には馴染みのなさすぎる課題解決ストーリーで肌感が掴めないですが、「Speed up shrimp postlarvae selling process and increase your profit」と書いてありますし、エビの養殖を生業とされている方々にとってはすごい便利なんでしょうね。
こういうのがでてくる前は、もしかして目で数えてたの?と考えると、気が遠くなります。画像認識技術の良い使われ方ですね。

◆AlgoCare

https://www.algocarelab.com/
自分の健康状態にあわせて、サプリメントをパーソナライズしてくれる仕組み。
サプリメントの構成要素がカートリッジで供給され、必要な分ずつブレンドされてでてくるという感じです。試してみたいと思いつつも、そのカートリッジの消費状況から健康状態を逆算されうるということも考えると、行動データのギブ&テイクについてあらためて考えさせられるきっかけにもなりますね(この仕組みが悪いと言ってるわけでは決してありません)。

◆All Good Energy

https://www.allgoodenergy.com.tw/
コネクテッドバッテリー的なものが紹介されてます。
旧来型の電動バイク(コネクテッドではないもの)のバッテリーをこれに置き換えるだけで、バイクがコネクテッドになる、というものです。バイクを買い替えることなくアップグレードができる、こういうアプローチはいいですよね。

◆Alphaigloo

https://www.alphaigloo.io/
生徒は一人ひとり異なるのに、教育は画一的であるという課題に向けたソリューション。
パーソナライズされた教育を提供するとありますが、監視社会的な側面も感じてしまうことは否めません……。ただ、教育状況をソフト側から最適化することに加えて、「IGLOO CAPSULE」というハードとしての教育環境も合わせて提供して最適化を図る、というアプローチはOMO的で面白いなと思います。

◆AltumView Systems

https://www.altumview.com/
高齢者見守り系のソリューション。
カメラで捕捉した高齢者(自分の親など)の姿を「棒人形」に置き換えてプライバシーを守る、とありますが……。離れて暮らす自分の親がどうしているか気になるのはわかる。その親に何かあった時に迅速に対応したいのもわかる。一方で親のプライバシーも尊重せねばということもよくわかる。
ただ、説明動画からは24時間の親の行動が全て分析されてダッシュボード上に視覚化される、というように見えるのですが、この受け止め方には色々ありそうです。一つ前のものと合わせて、監視なのか見守りなのかの境目の難しさを考えさせられる話が続きました。

◆Amatelus

https://swipevideo.jp/
動画を見る視点を、どの動画をスワイプすることで自由に変えられる仕組み。
これをアプリ不要でブラウザベースで実現しているところがすごい。コンテンツの視聴体験のベースが変わりますね。

 

◆American Printing House

https://www.aph.org/
視覚障害を持つ子供がプログラミングを学べる仕組み「Code Jumper」を紹介。
もともとはMicrosoft社が取り組んでいたもののようですが、ビジュアルプログラミングの触感版という感じでしょうか。触感の異なるパーツを組み合わせていくことでプログラミングの基礎を学べるとのこと。これは視覚障害者にとどまらず、プログラミング初学者向けのわかりやすいインターフェースとしても有効そうですね。

◆Amorepacific

https://www.apgroup.com/int/en/index.html
コスメティクスのパーソナライズ。
ここでは口紅と化粧水のそれぞれパーソナライゼーションを紹介。その仕組みもすごいですが、これだけのこだわりが必要となるお化粧というものの凄さもあらためて実感です。自分にはどんな色が合うのかを診断したりオススメしたりしてくれる仕組みと組み合わさるとより良さそうですね。

◆Ampere

https://ampere.shop/
ワイヤレスチャージャーやポータブルUV殺菌機など、今っぽいガジェットを出している会社のようですが、ここで紹介されているプロダクト、これはすごいです。
シャワーに取り付けると、そのシャワーの水流で発電して音が流せるBluetoothスピーカー。とにかくぜひ動画見てください。
この斜め上からのアプローチは個人的に大好きですし、「Shower Power」という韻を踏んだネーミングも好感持てますね。

◆Anova

https://anovaculinary.com/
数年前に低温調理機を世に問うたAnova社から、満を持して本格的スチームオーブンが登場。
温度だけでなく湿度もパーフェクトに管理しますと。私、料理は全くしない(できない)のですが、こういうのを見るとなぜか欲しくなってしまう物欲をなんとか管理したい……。

◆Applied EV

https://www.blancrobot.com/
自動運転による輸送に特化したプラットフォーム型EV。
前後の差なくどちらでも走れて、4輪が自由に舵を切れるので、従来の自動車にはなかった斜めに平行移動などもできる(結構気持ち悪い動きです 笑)。トヨタのe-paletteもそうですが、こういうのが街中を走り回るようになるのも時間の問題なんでしょうか。

◆Aptener Mechatronics PVT Ltd

https://thebluarmor.com/
フルフェイスヘルメットのアゴの部分にアタッチし、空気清浄とともにクーラーにもなるデバイス。
Aptener Mechatronics社はインドの会社ということで、夏の暑さと道路を舞う土埃の中を快適に走り抜けられるという提案かと思うと説得力があります。前述したAll good energyのコネクテッドバッテリーや、Ampereの水流発電スピーカーもそうですが、既にあるものにアタッチすることで機能がアップグレードされる系は個人的に好きなアプローチです。


以上、CES2021マラソン 2週目のまとめでした。
皆さんもぜひ、一緒にレビューしませんか?ご参加をお待ちしています。

▼「CES2021勉強会」はこちら
CES2021勉強会

トレジャーデータ株式会社

2011年に日本人がシリコンバレーにて設立。組織内に散在しているあらゆるデータを収集・統合・分析できるデータ基盤「Treasure Data CDP」を提供しています。デジタルマーケティングやDX(デジタルトランスフォーメション)の根幹をなすデータプラットフォームとして、すでに国内外400社以上の各業界のリーディングカンパニーに導入いただいています。
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