Treasure Dataでエバンジェリストを務める若原強が各界注目のゲストを招いて対談するシリーズ「PLAZMA TALK」。今回のゲストは、電子工作ギャルユニット「ギャル電」のメンバーきょうこさんです。今回はギャル × デジタルについて考えていきます。
以前より「ギャル電」と一度仕事をご一緒したいと一方的に思っていた若原がアポを強行、ついに実現した胸アツ対談です。冒頭のきょうこさんと若原の圧倒的なテンションの差も含めお楽しみください。
本対談は3回に分けて配信いたします。初回は、謎の電子工作ギャルユニット「ギャル電」について伺います。
Topics
「なんで電子工作やってるギャルいないの?」/運命的な出会い/「ギャル 電子工作」で検索/ギャルに電子工作を広めたい/ギャル向けワークショップ/クラブでプレゼン/「頭がめちゃめちゃ光ってる」/AR忘年会/「動物は光るもの見るとビビります」/いつもフレッシュでいたい/電飾看板ネックレス/もっとギラギラ/イケてるやつ売ってたら買いたい。ないから自分で作る/光るタピオカ看板/「テクノロジーはかっこいい」/「光らせたらもっとかっこいい」/コーデしやすい「テクノロジー」
Kyoko: Gyaruden
Tsuyoshi Wakahara: Evangelist, Treasure Data
Recording: 2020/04/17
※収録はオンラインにて行っています。一部背景に環境音が入っている箇所あります。ご了承ください。
若原 皆さん、こんにちは。トレジャーデータの若原です。様々なゲストをお招きしてデータ活用等々についてお話をするTreasure Dataの「PLAZMA TALK」。今日のゲストは・・すごいです!普段であれば、ここのご紹介は、何々会社の何々部の、みたいな感じで紹介させていただくんですけど、そういったレベルではご紹介できない方がいらっしゃっています!私なりに頑張って紹介してみます。
今のギャルは電子工作する時代。2016年9月に結成された、ギャルによるギャルのためのテクノロジーを提案している電子工作ユニット「ギャル電」。このギャル電は、メンバーはJDI(女子大学院生)ギャルのまおさん、そして元ポールダンサーのきょうこさんのお二人で構成されているユニットなんですけども、今日はそのうちの1人、きょうこさんをゲストとしてお招きしています。きょうこさん、よろしくお願いします!
きょうこ どうも〜!ギャル電きょうこです。よ〜ろしくお〜願いしま〜す。
若原 お願いします(笑)。サラリーマンのテンションの僕が、どこまでついていけるか心配なんですけど、、よろしくお願いします。今日、きょうこさんにはいろいろお話伺いたいと思っているんです。まず「ギャル電」とはなんぞや?みたいな話。あとは昨今、新型コロナウイルスで世間が騒がしい感じですが、それに対してどんな風にポジティブに向き合っていくか?というテーマで、テクノロジーと新型コロナウイルスの接点や、外出自粛が続く中で、お部屋の中でギャル電なりのポジティブな過ごし方など、いろいろと伺いたいなと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。
きょうこ よろしくお願いします。
「なんで電子工作やってるギャルいないの?」/ 運命的な出会い
若原 早速、まずは「ギャル電」とはなんぞや?みたいなことを自己紹介的に伺っていきたいと思います。まず最初、結成のきっかけから伺ってもいいですか?
きょうこ よく聞かれるやつなんですけど、一緒にやっているまおと知り合ったきっかけは、知人の紹介でした。
若原 共通の知人がいらっしゃったと?
きょうこ そう!なので2人でもともと仲が良くて、こういうのやったら面白くない?ってなったというよりは、どちらかというと2人とも「なんで、ギャル電子工作やらないの?」っていうフラストレーションがあって。「どこかにいるんじゃないの?」「世界は電子工作するギャル隠してない?」みたいな気持ちで結構探してて。
若原 いきなり面白いんですけど(笑)。
きょうこ 探して、模索していたんですよ。どうやったらギャルサーが電子工作をやるのか?みたいな。お互いのアプローチで探していたところ、知人の紹介で、レアな条件がピッタリあったの紹介してやるよ、みたいな。
若原 運命としか言いようがないですね、その出会いは。
「ギャル 電子工作」で検索
きょうこ 意外と、電子工作するギャルがいなくて。
若原 まあ、うん、普通に考えたら、いないですよね。
きょうこ 「ギャル 電子工作」ってインターネットで検索とかしたんですけど、いなくて。
若原 まあ、検索結果は普通に考えたら、出ないですよね。それで、その運命の出会いをされて、出会ったときは意気投合されたわけですか?
きょうこ そうですね。最初、Skypeで、今みたいにオンライン越しで紹介してもらって。だから、2人とも引き合わせてくれるタイミングが今しかないっていうから繋いだけど、2人とも風呂上がりみたいなテンションで。
若原 さっき、ご紹介のところで、2016年の結成なんですよね。最近だからこそ、オンラインではじめまして、という話も出てきているんですけど、かなり先を行っている感じですよね?
きょうこ そうですね。あのときツール、何だったか全然思い出せないけど、Googleハングアウトとかだったのかな?
若原 とにかく、こういうオンラインのチャットツールではじめましてだった、ということなんですね。
きょうこ でも気持ちだけは、「ホントに電子工作するギャルがいた!」というお互いの喜びと、「じゃあ何かやるべ」みたいな(笑)。
ギャルに電子工作を広めたい
ギャル向けワークショップ
クラブでプレゼン
若原 そういう運命的な出会いを経て結成されたギャル電なんですけど、普段はどんな活動をされているか教えていただけますか?
きょうこ 「ギャル電」は、ギャルに電子工作を広めたい、だから、最初に紹介した、今のギャルは電子工作する時代というのを実現するために、それが実現できそうなワンチャンあればなんでもやる!ということです。もちろん、ギャルがかわいいなと思うような、ギャル向けの電子工作の作例や、そういう作例のワークショップ、グッズの販売とかしたりします。あとは、ギャルに電子工作を広める活動、クラブに行ったりとか、プレゼンしたり。
若原 クラブでプレゼンされるんですか?
きょうこ クラブでもやったことはあります。
「頭がめちゃめちゃ光ってる」
若原 でも今、音だけ聞かれている方はわからないと思うんですが、きょうこさんの頭がめっちゃ光っていて・・(笑)。
きょうこ Zoomなのに、めちゃめちゃ光らすってどういうことなの?!っていう。
若原 こんなにZoomで光っている人初めて見た、みたいな。
きょうこ でも意外と、Zoomで光っているとすごくいいんで、みんなもやったらいいかなって!しかもこれ、エフェクトとかでもなんでもなくて、普通に物理で光らせています。だから部屋がすごいビカビカしているんですよね。
若原 でも、それでクラブに行くだけで、ある意味プレゼンテーションになりますもんね。
きょうこ そうですね。クラブだったり、YouTubeとか、あまり続かないんですけどやったり。あとはTwitter、インスタとかで自分たちのスタイルを配信することをやっていますね。
AR忘年会
若原 僕も個人的に少し前から、WEBでは記事で何度もお見かけしていて、この人たちめっちゃ面白そうだし、いつか仕事で絡みたいなとずっと思っていたんです。それで、去年の年末ですかね?「AR忘年会」というイベントがあって、Facebookか何かで知って、ギャル電さん出るんじゃん!と思って。一度もお会いしたことなかったので、これは行くしかないなと思って行って。で、イベント終わったあとに、意を決して写真を撮ってもらえませんかと言って、写真をお二人と撮っていただいたというのが、僕が初めてお会いしたときの話ですね。そのときも2人が両サイドからめっちゃ光ってきたので、僕もすごく緊張して全然お話できなかった感じなんですけど。
「動物は光るもの見るとビビります」
きょうこ 大体、人とか動物はめっちゃ光っているものを見るとビビりますから!
若原 ビビりますね(笑)。緊張したとさっき言いましたけど、正直ビビってました、あのとき。ただ、接点を持たせていただいて、今回このお話につなげられたというのはすごくうれしいなと思っています。
きょうこ めっちゃありがたいです!お話いただいて。
若原 そんな活動をされているギャル電さんなんですけど、いろいろなご活動をされたり、作品を作られたりしていると思うんですけど、きょうこさん的にこれはその中でもイケてたな、という話を一つか二つご紹介いただけますか?
いつもフレッシュでいたい
きょうこ はい。ギャル電はかっちりいいものを作る、みたいなのはあまり向いていなくて。なにしろギャルなので、いつでもフレッシュでいたい、みたいなところがあるんです。だから、イケてるやつっていうか、大体は作品をピックアップして紹介するというよりは、出てきて、見た目で、今私たちが作って、イケてるのはこれ!っていうのを全部惜しげもなく身に付けちゃってるので、いつも若干紹介に困るというか(笑)。なので、今イチオシというか、今一番新しくというか、この先も、みんなこういうの作ったらいいんじゃないの?っていうやつは…(画面共有で写真を見せてくださる)
若原 おおーこれは、今見せていただいているのは、きょうこさんとまおさんが作られたアクセサリーの数々ですね。
電飾看板ネックレス / もっとギラギラ
イケてるやつ売ってたら買いたい。ないから自分で作る
きょうこ そうですね。一応、今のところは「電飾看板ネックレス」っていうのが、メッセージ性があって、私的には好きですね。みんな光り物好きだけど、イケてる光り物ってあまりないじゃないですか。
若原 なるほど。とりあえず光っているくらいのものが多かったりするんですかね。
きょうこ あと、控えめな優しい光り方とかじゃないですか。もっとギラギラしたいし、ラッパーの人がつけているみたいなアクセサリーをもっとみんなつけたら、みたいな。ラッパーみたいなかっこいいアプローチの電飾がほしいっていうのは常に思っていて。
だから、むしろ誰か作っていたら買いたいんですよ。だから、アリエク(アリエクスプレス)とかでめちゃめちゃ調べるんです。できれば、面倒くさいから作りたくない。私もイケてるやつ買いたいし。
若原 本当は手軽に済ませたいんですね。
きょうこ 手軽に済ませたい気持ちもあるんですけど、ないから作るしかない、っていう。
若原 でも、作っちゃうのはすごくいいですよね。今見せていただいているのは、電飾看板ってよくお店の外に出て光っているみたいな、ああいうイメージのものですかね。
光るタピオカ看板
きょうこ そうですね。あとは、よくパチンコの筐体だったり、いかがわしい夜の案内所、飲み屋さん街のサイバーパンクな路地裏のような、雑多ないろんなフォントの看板が並んでいるっていう。そういうのが割と好きなんだけど、そういうアクセサリーってあまりない。まあないわな、って思いますけど。
若原 「テクノロジー」っていうカタカナが、ピカピカ光っているのが首から下げられるようになっていたりとか。「タピオカ」っていうのも面白いですね(笑)。
きょうこ そう。で、タピオカはもうさすがに流行ってないんで、また20年周期で流行るっていうから保存しておけばいいかなと思ってたんですけど、意外とタピオカはすごく需要があって。タピオカ屋さんで首からかけたいっていうのがあるんです。普通に実用性があったと。お祭りとかで首からタピオカって光らせてたら、「タピオカ屋さんだー!」って見た目にわかりますもんね。
若原 目立ちますし、わかりやすいですもんね。逆に「テクノロジー」というのは、そういう意味だと普遍的に使えそうな感じもありますね。
「テクノロジーはかっこいい」/「光らせたらもっとかっこいい」
きょうこ そうですね。みんな当たり前に使っているからっていうのと、あと「テクノロジー」という意味が今広すぎて、ぼんやりしているんですけど、なにしろ私は常にテクノロジーはかっこいいと思っているんで。かっこいいものは、光らせてアピったらさらにかっこいいし。ビビるじゃないですか。今、ここの国ではこういうのが流行っているぜ、みたいなのをたまにTwitterとかのバズで流れてくる写真で見て、うおーってなるけど、日本の若者は今首から「テクノロジー」って下げてるっていうのが「イケてる」「クールだ」、みたいになったら!「いや、クールっつうかよ〜」みたいな。えー?!ってなるじゃないですか。日本ってこういうの?!みたいな気持ちになる。
若原 逆に、テクノロジーに踊らされていないという意味で、いいかもしれないですね、そういうほうが。テクノロジーって出てくると大体バズワードみたいになって、みんなそれに振り回されちゃうみたいなのありますけど。
コーデしやすい「テクノロジー」
きょうこ だから、大体テクノロジーってもう一般的な言葉すぎて、誰も最新のバズワードにしないじゃないですか。「AI人事」とか言わないし、全部含むんです。全部を内包しているから、別に流行り廃りが割とない。普遍的な、コーデしやすい言葉かなって思います。新しいもの出てきても、それもテクノロジーじゃん!みたいな。
若原 ファッションの合わせやすさに来るとはまさか思いませんでした。
きょうこ タピオカはシーズンあるけど、テクノロジーはシーズンないんで。ベーシックなアイテムですよね。
若原 TPO問わず使えるアイテムってことですね。
きょうこ そう!わかりやすい。
若原 これ、ぜひ画像で見せたいな・・。これなんとかします。で、こういったものを作られながら活動をされているギャル電さんですと。そういうことで、そんなギャル電のきょうこさんと今日はまたいろいろなお話伺っていきたいと思うんですけど・・・。
ーーーーーーー
最後までお読みいただきありがとうございます。
第1回は以上です。いかがでしたか?
きょうこさんとの対談は ギャル電特選! COVID-19に立ち向かうテクノロジーの数々 (ゲスト : きょうこさん 第2回) へ続きます。ぜひご覧下さい。