データから顧客の姿を明らかにし価値を届ける「動画マーケティング2.0」|ブライトコーブ株式会社
LIGHTNING TALK|ブライトコーブ株式会社
Business Development Manager
大野 耕平 氏
動画の視聴データからさまざまな分析が可能なサービスを提供するブライトコーブ株式会社(以下、ブライトコーブ)。これからの動画マーケティングに求められるのは、ただ動画を配信するだけでなく、そこから得られるデータを分析し活用していくことだといいます。ブライトコーブが提唱する「動画マーケティング2.0」とはどのような考え方なのでしょうか。
国内で多くの採用される動画管理プラットフォーム
2004年に設立された動画配信のためのプラットフォームを提供するブライトコーブ。ボストンに本社があり、2018年の売上高は1億6500万ドル、サービスは世界70カ国3700社以上に利用されている。
同社のBusiness Development Manager 大野耕平氏はまずブライトコーブが提供するプラットフォームについて「動画のアップロードやオンデマンド配信、フォルダやプレイリストの作成、動画アセットのメタ情報のクラウド上での管理などの機能があります。社内外の動画利用を効率的に実施するために
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動画の視聴データからさまざまな分析が可能なサービスを提供するブライトコーブ株式会社(以下、ブライトコーブ)。これからの動画マーケティングに求められるのは、ただ動画を配信するだけでなく、そこから得られるデータを分析し活用していくことだといいます。ブライトコーブが提唱する「動画マーケティング2.0」とはどのような考え方なのでしょうか。
国内で多くの企業に採用される動画管理プラットフォーム
2004年に設立された動画配信のためのプラットフォームを提供するブライトコーブ。ボストンに本社があり、2018年の売上高は1億6500万ドル、サービスは世界70カ国3700社以上に利用されている。
同社のBusiness Development Manager 大野耕平氏はまずブライトコーブが提供するプラットフォームについて「動画のアップロードやオンデマンド配信、フォルダやプレイリストの作成、動画アセットのメタ情報のクラウド上での管理などの機能があります。社内外の動画利用を効率的に実施するために用意された管理プラットフォームです」と説明する。国内のユーザー企業の事例として、ネット配信を手がける放送各社や新聞、メディア、ECなどを中心にさまざまな企業で利用されていることを紹介した。
動画マーケティングというと、コンバージョンを高めたり、SEOを向上させたりするのに効果的と思いがちだが、実際はそう簡単ではないという。
「1分間の動画に180万語の価値があるとよく言われます。調べてみると、これは動画が1秒間に30フレームを表示できることから作られたフレーズで根拠のない数字です。かつて動画はWebサイトに掲載するだけで効果があると思われていましたが、今はそうではありません。過去にはSEOにも効果があるとする調査もありましたが、それはいまでは間接的に寄与するものでしかないとされています」(大野氏)
「動画マーケティング2.0」で顧客を知ることが重要
単に動画をWebに埋め込むだけでは効果がなくなっている。そこで参考にしたいのが、Googleが『10の真実』として掲げている「ユーザーに焦点を絞れば他のものはみな後からついてくる」の考え方だという。
「動画を作る場合、長さは1分がいいですか、3分がいいですかとよく聞かれます。しかし重要なのは動画の長さではありません。重要なのは顧客がどの長さを望むかです。ユーザーをよく知ればそのほかのことは後からついてきます。顧客のニーズを知ることで顧客に最適な動画を提供できるようになるのです」(大野氏)
こうした考えのもと、ブライトコーブが提唱するのが「動画マーケティング2.0」だ。これは、単純に動画をWebに掲載するだけでなく、動画のもつ大量のカスタマーデータを用いてマーケティングに活かすというデータドリブンの手法を取り入れた考え方だ。
例えば、動画を視聴したユーザーがどこで離脱しているのか、何割くらいの人が最後まで視聴したのか、どのような端末で見られているのかなど、1つの動画だけでも分析に資するデータはさまざまなものとなる。
「そのような多様なカスタマーデータを格納するTreasure Data CDPにブライトコーブのサービスを組み合わせることで、データドリブンな動画マーケティングが可能になります。例えば、属性によって最適な動画尺も導き出すことも可能でしょう」と大野氏は強調した。