イベントのライブ配信への挑戦
〜PLAZMA 2020 KANDA 開催のご報告〜
トレジャーデータでマーケティングを担当している小林です。さる17、18日に開催いたしましたPLAZMAにご参加いただきました皆様に、改めて感謝申し上げます。
開催に際しまして、直近の金曜時点では通常開催としたメールをお送りしたにも関わらず、当日になって急な変更を行いましたことを、まずはお詫び申し上げます。当日の変更にも関わらず、登壇される皆様、スポンサーの皆様にご快諾・ご賛同をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。そして、今回の変更要因となりました新型コロナウイルスの被害にあわれました方々にはお見舞い申し上げます。感染拡大の抑止のため、今後も私たちとしてできる限りの対応を行って参ります。事態の一刻も早い収束を願っています。
改めまして今回の変更の経緯をご説明するとともに、それがもたらした結果と展望につきまして、このPLAZMAに書き残しておくことが必要と思います。
PLAZMAイベントをブライトコーブでライブ配信
今回のイベントに関しまして、15日の段階では、マスクや消毒液の手配など含めできる限り万全に、来場される方々をお迎えできる体制を整えておりました。しかし、週末にかけて急激な状況の悪化を鑑み、これまでオフラインセミナーで開催を続けてきたPLAZMAに、オンラインでのセッション動画のライブ配信を行い、リアルでのご来場を促さないという決定を行いました。17日の日付を跨ぐ直前のことでした。
私たちトレジャーデータでは、以前からセミナーやイベントのコンテンツ価値を重要視し、ご登壇いただく方々のご協力のもと、セッションの収録と配信を行なってきました。結果としてそれが、今回の変更に対して対応を可能としました。また、PLAZMA実行委員としてコミットいただいているブライトコーブでマーケティングを担当されている大野耕平氏には、チームとして、限られた時間で迅速かつ安定したライブ配信の実現をサポートいただきました。本当にありがとうございました。
オン・オフ合わせて9割がイベントコンテンツに接触
PLAZMAの目的のひとつは、デジタルトランスフォーメーションを加速させるチャレンジと知見の共有です。今回は数値的な部分も踏まえて開示することが責務と考えています。
今回のPLAZMAでは、1,300名ほどの事前申し込みをいただき、過去の実績から来場者実数はユニークで600〜700名ほどと見込んでおりました。当日の急な変更をメールにて配信し、来場者ゼロもやむなしという覚悟でおりましたが、実際には両日で述べ400名ほどのご来場をいただきました。
ではオンラインの配信についてはどうだったかと言いますと、17日のユニーク視聴者数は835名、18日は852名。ご来場いただいた方々との重複はあるにせよ、ほぼお申し込みいただいた皆様の9割ほどに、なんらかの形でコンテンツが届いたということが言えるかと思います。これは私どもにとっても驚くべきことでした。
では視聴の状況はどうだったでしょうか。17日の平均視聴時間は78分、18日は110分。瞬間最大視聴者数は297に上りました。これは会場となった神田明神ホールのキャパシティに迫る数です。ほとんど終日を通して瞬間視聴者数が200を超えており、広く興味関心をとらえるコンテンツをご提供できていたのではないかと考えています。物理的な空間の制約を超えることができたのも収穫でした。
個人的に驚くべき数値は、累計視聴時間です。皆様がコンテンツに触れていただいていた時間の累計は、3,700時間にも上ったそうです。それだけ多くの時間を目の当たりにし、ご参加いただいた皆様のデジタルビジネストランスフォーメーションへの熱量が表されていると私は考えます。その責任に対して改めて応え続けて行かねばならないと、改めて襟を正す所存です。
急遽の配信に際し、初日は機材の影響で動画と音声に一部乱れが生じましたことはお詫び申し上げます。機材を増強した2日目に関してほとんど不具合は見られなかった模様です。
PLAZMAはデジタルの力で新たなステージへ
配信という決断に踏み切ったことは一定の成果があったと私たちは考えております。このような状況下にあり、企業活動も刻一刻と変化していますが、そこから得られる知見もあるはずです。従来の形を踏襲するのみならず、常に新しい変化と挑戦を続けることを、私たちトレジャーデータは是としております。そして、そのチャレンジの一助となるのが、デジタルの力であると、DXを標榜する私たちが改めて実感することとなりました。
未来は変化の積分値という言葉があります。小さな変化、小さなチャレンジの積み重ね、試行錯誤、トライアンドエラー、そしてそこで生まれる成功体験と知見の蓄積こそが、次なる私たちの未来を形作ります。早く実行し、学ぶことが、次なる一歩の推進力となる。過去9回のPLAZMAの幾多のセッションから、そう私たちは学んできました。第10回目であった今回のPLAZMAから、私たちトレジャーデータと協力パートナー一同、また新しい変化を推進してまいります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
トレジャーデータ株式会社
マーケティングマネージャー
小林 広紀