マンガ制作プラットフォーム「コミチ」を展開する株式会社コミチ(旧株式会社コルクBooks)。代表取締役社長の萬田大作氏は、近年の情報爆発時代に見られる変化からマンガ広告がもたらす効果について解説しました。
広告の滞在時間が2倍に!マンガは商品説明に最適
2018年3月から漫画家向けのコミュニティサービス「コルクBooks」を提供し、2019年5月にコミチの名称でサービスの本格提供を開始したコミチ。萬田氏によるとコミチは「Web版の漫画家コミュニティであり、一言でいえば”トキワ荘2.0″」となる。
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マンガ制作プラットフォーム「コミチ」を展開する株式会社コミチ(旧株式会社コルクBooks)。代表取締役社長の萬田大作氏は、近年の情報爆発時代に見られる変化からマンガ広告がもたらす効果について解説しました。
広告の滞在時間が2倍に!マンガは商品説明に最適
2018年3月から漫画家向けのコミュニティサービス「コルクBooks」を提供し、2019年5月にコミチの名称でサービスの本格提供を開始したコミチ。萬田氏によるとコミチは「Web版の漫画家コミュニティであり、一言でいえば”トキワ荘2.0″」となる。
萬田氏はまず「情報爆発時代に訪れる3つの変化」から話を切り出した。その変化とは、(1)情報は勝手に集まるものであり捨てる時代に入ったこと、(2)消費行動はマスメディア経由で伝わるものから仲間中心で起こるものに変化したこと、(3)SNSを中心としたコミュニティにどう届けるかがマーケティングのカギになったことだ。
実際にマンガについて見ると、調査では15〜44歳の75%が「マンガ好き」と回答し、この比率は20代前半では80%超にも上るという。
マンガはシェアされやすく、画像処理と文字処理の組み合わせのため、記憶にも残りやすいという特徴があります。広告にマンガが含まれるだけで、滞在時間は2倍になります。商品説明などにマンガは最適なのです(萬田氏)
約300名の漫画家が登録し、マンガ広告の制作も
そのうえで萬田氏は、マンガ広告には3つ特徴があると説明した。1つめは若者へのリーチが可能なこと。読者のメインは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳だという。2つめは、想いが伝わりやすいこと。コマとセリフを使うことで表現の幅が広くなり、想いが伝わりやすくなるという。3つめはSNSで話題にされやすいこと。簡単にわかりやすく伝えられるため、好印象をもたれやすいという。こうした特徴を生かしたサービスとしてコミチが提供するのが「バズ漫」だ。
企業の商品やサービスを訴求する際に、お題から漫画投稿までをネット上でオープンに見せ、商品ストーリーを告知前から認知させることでネット上の盛り上がりを長期的に作ることができます(萬田氏)
例えば、トレジャーデータとは「あなたがテクノロジーを使ったことで、驚愕した体験(=トランスフォーマー体験)を漫画にしてください」をお題とした連動企画を行った。このほかにも朝日新聞社やシャープ、転職サイトのdodaなどとの取り組み事例を紹介した。
最後に「約600名の漫画家が登録しています。弊社を窓口としてマンガ/イラストの制作を依頼することも可能です」と話した。